殿堂馬 ムーンクエイク 牡
アドマイヤムーン エンドスウィープ フォーティナイナー
Broom Dance
マイケイティーズ サンデーサイレンス
ケイティーズファースト
リッチダンサー Halling Diesis
Dance Machine
Fairy Flight Fairy King
Rising Tide
【戦績】21戦6勝(6−3−0−12)【現役期間】16/02/21〜20/11/22
【募集価格】4000万円【獲得賞金】1億3665万円 【毛色】栗毛
【生年月日】2013年4月26日【厩舎】美浦:藤沢和 戦績はこちら
出資馬として初めて重賞レースを勝ってくれた記念すべき馬がムーンクエイクです。
2018年京王杯SCを先頭でゴールしたシーンは今思い出しても胸が熱くなります。
募集時当初ホーカーテンペスト、フロアクラフト、バウンスシャッセと父を選ばず活躍馬を輩出していた
母馬のリッチダンサー。ムーンクエイクの父はアドマイヤムーンという事もあり、牡馬としては
抑えられた4000万円で出資することができました。
募集時の栗毛の美しい馬体は非常に見栄えがしていて今でも目に焼きついています。
育成では素質の高さを見せながら、トモや脚部不安などもありデビューは2/21の東京芝1800m戦になりました。 大外枠からやや掛かり気味に逃げる形となり2着。 負けはしましたが非常に伸びのある力強いフットワークは将来の活躍を予感させるものでした。 中1週で中山の芝1800mに出走し豪快に3馬身突き抜け見事初勝利。 非常に強い勝ち方でもう少し早くデビューできていたら、春のGTが楽しみになっていました。
2勝目も遠くないと思いましたが、時間が経つにつれ気の悪さが目立つようになり、 6月の4戦目の後去勢されることになりました。3歳シーズンは善戦するものの未勝利戦の1勝に留まりました。 4歳初戦は1/28の東京1600m戦。去勢の後もなかなか気性が落ち着かずこのレースではルメール騎手が 無理に抑えず大外から逃げて2馬身半差の完勝し2勝目。続く2勝クラスの昇級戦では重馬場で直線脚を取られ2着惜敗。
良馬場で迎えた5月の東京マイル戦で危なげなく3勝目を挙げると、 ここから降級を挟み怒涛の3連勝で一気にオープン馬に。 気性面の激しさは去勢を経てもそれほど改善は見られませんでしたが、 ルメール騎手の見事な手綱捌きのおかげで勝利を積み重ねていきます。 しかしこのルメール騎手に拘ったローテにより後々歯車が狂うことに・・。 4歳シーズンは5戦4勝2着1回と飛躍の年になりました。
オープン馬として迎えた5歳。2/10の洛陽Sでは苦手な道悪という事もあり直線伸びを欠き5着。 続く京王杯SCで重賞初挑戦。中団から行きたがるムーンクエイクを何とか抑えながらの競馬。 直線外へ持ち出されると追われるたびに力強く伸び、大混戦のゴール前でグイっと頭一つ抜け出しレコードで重賞初制覇。 キャロットクラブへ入会し12年目にして遂に出資馬による重賞制覇を成し遂げてくれました。 安田記念への優先出走権を獲得し特別登録も行われました。しかしルメール騎手に先約がある為出走は見送りに。 順風満帆だったムーンクエイクの馬生はここから大きく暗転していくことになります。。
ルメール騎手を確保できた為1200m戦のキーンランドCに出走するも追走を苦にして9着。 GT初挑戦のスプリンターズSは13着。続く阪神Cも14着と以前の堅実さは見る影もなくなります。 阪神Cの後、流れを変えるためか障害練習を取り入れたものの脚部を故障してしまいます。 10ヶ月後にスワンSで復帰も17着。その後も1400m、1600m戦、そしてラストランとなったダート戦に使われるも かつての輝きを取り戻すことはできませんでした。 特にムーンクエイクのような難しい馬は一度リズムを崩すと元に戻すのは容易な事ではありません。 心残りはありますが重賞初勝利の瞬間は今も忘れることはできません。
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